ましゅーましまし

LARPとフォントとTRPGと日本語配列とマダミスとキーボードと(電子ペーパー)ディスプレイと自由の話

マダミス好きにオススメなライブアクションRPG(LARP)

マーダーミステリーゲーム(マダミス)を遊ぶことを重ねていくと、マダミスのお隣りのジャンルであるライブアクションRPG(LARP)の話を聞くことがあるかもしれません。

ただ、マダミスとはちょっと違う遊びもしてみたいと思って調べてみても、LARPと名乗るゲームは多様なので、どこからはじめればいいのか分からないかもしれません。

マダミスの楽しみ方との共通点があり、マダミス好きがLARPに触れる第一歩として特にオススメできるLARPが2つあります。

マダミスの楽しみのうち、

  • 「証拠を整理・検討して、推理しながら事件の解決を目指す」という側面が好きで、プレイヤーの中にいる犯人を暴き出す(あるは犯人役の場合は逃げ切る)という正体隠匿要素にはそこまでこだわらない人にオススメなのが『5DIVE』で、
  • 「目的の異なる参加者たちがそれぞれにバラバラに密談することで生じる多層的なストーリー進行」という側面が好きで、殺人事件の解決といった解決すべき中心的な謎があることにはそこまでこだわらない人にオススメなのが『遺産相続LARP~惑乱の遺産~』です。

ロールプレイ要素はどちらも強いです。

5DIVE

提供者
体験型コンテンツ・LARP提供団体『MATH-GAMEマスゲーム)』
プレイ時間
3時間前後
プレイ人数
4~6人
舞台
現代日本
申込方法
Rabbitholeの予約システム。又はMATH-GAMEのツイッターアカウントのDM。

捜査本部に属する刑事という立場で資料を読み込んだり、被疑者を取調べたりしながら、奇妙な連続殺人事件の解決を目指します。

証拠を集め、推理をしながら事件の解決に取り組む、という点でマダミスと共通点がありますが、プレイヤーの中には犯人はいませんので安心して協力しながら事件解決に取り組めます。

作り込まれた資料の資料を読み解きながら、奇妙な主張をしていく容疑者と丁々発止の取調べをロールプレイしながら行なっていく体験はマダミス経験者ならすっと入り込んでいけるでしょう。

一方、目的の異なる参加者たちがそれぞれにバラバラに密談することで生じるマダミス的な多層的なストーリー進行、といったものはないので、「密談こそがマダミスの花」「自分が見えないところでも事態がどんどん変化していくのがマダミスの醍醐味」といった楽しみ方をしている人は期待を調整した上で参加した方がいいでしょう。

マーダーミステリー専門店Rabbitholeで商業公演がされている他、MATH-GAMEによる貸切を中心とした公演も行なわれています。Rabbitholeでの公演については、同店の予約システムを通じて申し込むことができます。MATH-GAMEによる公演を遊ぶときには同団体のツイッターで適宜公開される公演可能日を確認し、DMで貸切の申し込み行なう必要があります。プロGMマシューさんによる公演も依頼できます。

遺産相続LARP~惑乱の遺産~

提供者
空想世界体験ゲーム団体アビソミニア
プレイ時間
13:30~18:00プレイ人数:8人
舞台
現代日本
申込方法
ツイッターのDMで貸切申し込み。

マダミス経験者にオススメなサスペンス風・遺産相続体験ゲームです。ロココ調の調度品に彩られた雰囲気のある会場で、それぞれ違った目標を持ったキャラクターとして、ロールプレイしながら遺産獲得のために立ち回ります。

目的の異なる参加者たちがそれぞれに勝手に密談することで生じるマダミス的な多層的なストーリー進行が、行動力チップや証拠カードのようなゲームっぽい要素に妨げられずに楽しめます。

一方、マダミスでの真犯人探しのような大きな謎が提供されることはありませんので、「犯人探しや推理こそがマダミスの花」といった遊び方をしている人は期待を調整した上で参加した方がいいでしょう。

貸切公演のみが行なわれており、遊ぶためにはアビソミニアのツイッターアカウントにDMで問い合わせる必要があります。

さらに

マダミス経験者にお勧めしやすい作品としては他には木場氏が開発中の『2187年 宇宙の旅 ──21人ぐらいいる!──』や、私もメンバーである体験型イベント提供団体:マスカレイドが提供してきた、『箱の中』『オークション ~たった一つのカギを求めて~』『銀行強盗vsインディアンノッツ銀行』といった作品もあるのですがこれらは開催時期や申し込み方法が確立している訳ではないので詳しい説明は省きました。気になる人は両ツイッターアカウントをフォローしておくといいでしょう。いつか参加方法についての情報が投稿されるかもしれません。