ましゅーましまし

LARPとフォントとTRPGと日本語配列とマダミスとキーボードと(電子ペーパー)ディスプレイと自由の話

LARPを遊んでみたいならここに行け[関東編]

LARP(ライブアクションロールプレイングゲーム。「らーぷ」と読む)という遊びが楽しそうだ、ぜひ遊んでみたいと思ったとき、一から自分で準備するのはなかなか大変です。

そういう場合は、すでにLARPを定期的に行っていて、一般参加者を募集している団体のゲームに参加するのが簡単です。

この記事では、LARPを開催している団体と、ゲームの開催日の調べ方、申し込み方法について紹介します。

一般参加者を募集している関東のLARP団体

アビソミニア

アビソミニアは主に関東近郊で「LARPとも呼ばれる、空想世界体験ゲームのルール開発&イベント開催を行う団体」です。これまで独自のLARPルールである「ソムニティア」を使ったゲームや、判定や戦闘といったシステム的なルールのない「遺産相続LARP」、TRPGフェスティバルでの「迷宮キングダム×LARP」など、幅広い演目を開催しています。

私は「遺産相続LARP」に参加したほか「迷宮キングダム×LARP」でNPC/GMのお手伝いをしていますが、どちらも大盛況で評価の高いイベントになっていました。

ゲームの開催時期は不定期ですが、今後の開催予定は、上記のホームページとツイッターで随時公開されるので要チェックです。申し込み方法と会場については、各回の開催案内を確認しましょう。

ヴァルホル(ゆるLARP)

ヴァルホルは、おもに千葉県のサバイバルゲームフィールド(デザートユニオン)で戦闘を中心としたコンバットLARP、「ゆるLARP」を行っています。日本のLARPでは最大の動員人数を誇っており、関西で開催された際には参加人数が100人を超えたくらい、人気の高いLARPです。

ファンタジーっぽい(といいはれる範囲の)服装で、剣や盾、弓といったLARP用の武器を使って、ルールを切り替えつつ、一日中安全な戦いに明け暮れることができます。

LARP武器を使った戦闘に惹かれているなら、最初は戦闘どっぷりのゆるLARPからLARPに踏み込むのもいいですね。私は、ゆるLARPに一回参加しましたが一日中剣ふったり弓撃ったり棒で戦ったりできて楽しかったです。

ゆるLARPに申し込むには各回ごとに作成されるTwiplaのページで「参加する」をクリックし、開催日が近づくとTwipla上に設置されるアンケートに回答します。ツイッターのアカウントが必要ですので、ない場合は作成しましょう。次回の開催予定等はヴァルホルのツイッターをフォローすることで確認できます。

CLOSS

LARP普及団体のCLOSSはさまざまなLARPを開催していますが、初めての人におすすめなのは、その名も「チュートリアルLARP」。初めての人が参加しやすいように工夫されたゲームが神田のテーブルトークカフェDaydreamで定期的に開催されています。

開催頻度は日本の中では圧倒的に多く、ファンタジーだけでなく、ホラーやヒーロー物のLARPが開催されることもあります。

上記の「イベント一覧ページ」で自分にあったジャンルや日程を探して申し込むといいでしょう。ツイッターでCLOSSのアカウントをフォローすることでも開催日程を把握できます。参加申し込みはチケット予約サイトを利用する方式になっています。

マスカレイド

クトゥルーライブサークル:マスカレイドでは、クトゥルフ神話をモチーフにした「クトゥルーライブ」というLARPを行っています。厳密にはLARPではないですが、近しいところの多い遊びであるマーダーミステリー「ミスカトニック大学に潜む者」も開催しています。主な会場は秋葉原卓ゲー部です。私も運営側としてゲームの提供を行っています。

マスカレイドの提供するクトゥルーライブには、

  • クトゥルフ神話的なホラーを提供している
  • 参加者の決断によってストーリーが変化していき、さらに参加者1人ではストーリーの全体は把握できない「群像劇」となるシナリオが多い
  • 非接触型戦闘のルールを使って対立を解決する

といった特徴があります。

開催しているゲームはいずれも運営側から演じるキャラクターのデータや設定を配布する方式で、ゲームに必要な品についてもすべて貸し出しています。

開催は不定期ですが、開催予定については、マスカレイドのツイッターアカウントをフォローすることで確認することができます。募集方法は、「ツイッターで募集を事前告知」→「ツイッターで参加申し込み用のTwiplaページのアドレスを公開」→「参加者がTwipla『参加する』をクリックして申し込み、先着順または抽選で参加者を決定」という順番です。先着順の場合、数分で席が埋まってしまうこともあります。ツイッターのアカウントが必要ですので、ない場合は事前に作成しておきましょう。

MATH GAME

MATH GAMEはこれまで「人形邸より」「D.I.V.E」「奇病」といった、ホラー要素や重い決断を迫る要素のあるLARPを開催してきている団体です。
最新の開催日程と参加方法については、MATH GAMEのツイッターアカウントをフォローして確認するのがいいでしょう。

レイムーン

レイムーンはサークルメンバー向けにLARPを提供しているLARPサークルです。活動は主に埼玉県入間市の会場で行われており、月1回のペースでLARPを遊ぶ定例会を開いています。

ゲーム内容は、従前はフルコンタクトの物理戦闘(いわゆる「演技戦闘」)を行うファンタジーLARPが中心でしたが、最近はホラー物やヒーロー物のLARPが行われることも増えています。

私もレイムーンのメンバーで、ファンタジーLARP用のシナリオを書いてGMしたこともあります。

主な対象はサークルメンバーなのですが、偶数月にはサークルメンバー外の人も申し込み可能としており、特に12月にはサークルメンバー外の人の参加を優先しています。また、奇数月でもサークルメンバー以外の参加を認めることもあり、その頻度は増える傾向にあります。メンバー外の人の参加が認められる場合には運営告知用Twitterアカウントに書かれますので、フォローして見逃さないようにしましょう。

参加する際には、参加用のWebフォームから入力することになっています。ゲームの日程を手入力する必要がありますので、運営告知Twitterでゲームの日付を確認してから入力しましょう。定例会の日程については、Webサイト上のカレンダーで確認することもできます。

選定基準等について

これらの団体の選定基準は、「関東でLARPを開催している」「サークルメンバー等だけに限定することなくLARPがはじめての人の参加も募集している」、私の目から見て「一定の開催実績があり、今後も一般向けにLARPを開催することが見込まれる」団体としました。団体の並び順については、「あいうえお順」としています。

紹介内容や申し込み方法は私の調査に基づくもので、文責は私にあります。各団体の目から見て不正確だったり誤解を招く点があったら、私までご連絡ください。修正します。

関東以外のLARPについて

関東以外のLARP団体については、私の知識が足りないので、書いていません。

全国のLARP開催情報が集積されているLARP Chronicleの記事を遡って、近くにLARPを開催している団体がないか探してみるのがといいと思います。

タイプウェルネットランキングの更新終了

タイプウェルと公式ネットランキング

タイプウェルというタイピングソフトがあります。ソフト自体も唯一無二の素晴らしいものですが、およそ20年に渡って作者のGANGASさんがタイプウェルのユーザーが出した成績をタイピングスピードランキング | GANGASという公式のランキングサイトで受け付け、更新を続けてきたのが特徴のソフトです*1

純粋にタイピングに集中できるソフトの仕様、長年変わらない登録ワードにより違う世代のタイパーが競い合えること、ローマ字対応の国語Rとかな対応の国語Kでも記録の比較が概ねできることなど、そして何より1万人を超える多数の参加者と日本語のトップタイパー達の参戦によるやりこみによる驚異の記録が蓄積されていることなど、独自の特徴があり、ネットランキングも唯一無二のものとなっていました。

このネットランキングが2019年5月31日を最後に更新の受付を停止し、今日、6月1日に最終更新が行なわれました。ページ自体も来年の春には削除される予定です。

最終更新には、新規・更新合わせて116名の記録が送付されて、mullerさんが 国語Kの「基本常用語」モードで17.177秒の最速記録を更新するなど(使用するキーの範囲が広いJISかなを使って、濁点含めた280文字をこの時間で打ち切っている!)、たいへん豪華なものとなりました。

GANGASさん、ありがとう。お疲れ様でした。

かわせみ配列の最終記録

私も、よだか配列やかわせみ配列を使ってタイプウェルに挑み、個人的な楽しみとすると共に、自作の配列が実用に十分な速度を出せる証明として利用していました*2

最終更新の一つ前の更新で国語Kで総合XJ "Genius"を達成し、最終更新にも記録を送付しました。最終記録は以下の通りです。

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最終順位は446位でした。

練習回数は基本常用語が353回、カタカナ語が327回、漢字が247回、慣用句・ことわざが456回、総通算回数は1383回でした。

基本常用語は"ThinkPad USB トラックポイントキーボード 55Y9074"、カタカナ語は"TypeMatrix 2030"、漢字と慣用句・ことわざは"Happy Hacking Keyboard Pro JP2"で最高記録を出しています。

目標設定はなし、基本常用語とカタカナ語だけ流れる文字を表示する設定を使っています。

*1:タイプウェルには多くの種類がありますが、ネットランキングが更新されていたのは日本語のローマ字入力に対応したタイプウェル国語R、同じくかな入力に対応したタイプウェル国語K、英語に対応したタイプウェル英単語、ランダムに表示される文字を入力するタイプウェルオリジナルの4種類でした。

*2:ローマ字入力とかな入力がほぼ同じ土俵で比較できるのは、ローマ字配列との比較も示したい新配列の作者としてはとてもありがたいものです。

自作配列(かわせみ配列、よだか配列)のタイピング速度

自作のかな配列であるかわせみ配列で、タイプウェル国語Kというタイピングソフトの成績が他の配列での記録を超えたので、記念に配列ごとの成績をまとめてみます。

かわせみ配列の場合

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かわせみ配列での記録

本日、自作のかわせみ配列で総合SS"Genius"を達成しました。他の配列では、よだか配列で達成したSAが最高でしたので、これまでで一番の記録ということになります。

「慣用句・ことわざ」の成績が他のモードよりずっと悪いですが、成績を上げていく間もずっと同じ傾向でした。おそらく、かわせみ配列の運指と「慣用句・ことわざ」の問題の相性が悪いのではないか、と考えています。

なお、タイプウェル国語Kに記録されている練習日数は40日、練習回数は各モードそれぞれ219回、205回、214回、291回で、総通算回数は929回でした。

よだか配列の場合

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よだか配列での成績

約1年半ほど前の、同じく自作のよだか配列での成績です。当時はよだか配列で総合XJや各モードXJ、そして各モードノーミスXJを達成してから新配列を作ろうと考えていたのですが、この成績で長らく停滞していたのもあって、途中からかわせみ配列に移行してしまいました。

なお、タイプウェル国語Kに記録されている練習日数は173日、練習回数は各モードそれぞれ695回、262回、214回、448回で、総通算回数は1619回でした。

AZIKの場合

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AZIKでの成績

ローマ字入力を改良した「AZIK」配列を使っていたときのタイプウェル国語Rでの成績です。課題の単語は国語Kと同一であり、かなに直したときに入力すべき文字数も同じくらいなため、タイプウェル国語Kの成績とほぼおなじ基準のものとして比較して構わないでしょう。

Sに到達したのが、「基本常用語」と「慣用句・ことわざ」だけでしたので、私にとってはよだか配列やかわせみ配列といったかな配列への切り替えは、顕著な速度上昇につながったといえるでしょう。

なお、タイプウェル国語Rに記録されている練習日数は209日、練習回数は各モードそれぞれ670回、302回、233回、255回で、総通算回数は1460回でした。