映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』のNPC反省会二次創作の作成途中バージョンです。ネタバレしかありません。
ユアストは賛否分かれる作品ですが、好きな人は大好きで、Amazonでの評価は星5が半分を超えていたりします。
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー NPC反省会
ビアンカ「ヘンリーさ～」
ヘンリー「何かな？」
ビ「あなた、ときどき今回みたいに奴隷生活でも丸くならないで、偉そうに話し続けるよね。あれ何なの？」
へ「だって、今回デールいなかったろ」
ビ「デールいるいないで決まるの？」
フローラ（嬉しそうに）「えぇ、ビアンカさん、お気付きになられてなかったんですか！？」
ヘ「代わりに後を継げるデールがいないなら王族としてのアイデンティティを捨てる訳にはいかない。門番との会話も締まらないぞ。マリアがいれば再登場時には少し柔らかい話し方にしたんだが」
フ「そんなのすぐ分かるものだと……」
プサン（マスタードラゴン）「えー、少しお静かに。では今回の分の反省会しましょう。まずは久しぶりに設定されたワクチン担当者になったスラリンさんから」
スラリン「今回は青年期までスキップでしたので、初期から見守れる私がゲレゲレさんより適任、ということでワクチン担当者になりましたスラリンです」
（プサンの誘導で一同、軽く拍手）
ス「今回のウイルスはミルドラースさんのインスタンスを最初期に奪い、魔界に隠れ続け、干渉は洗脳したゲマさんを通じて間接的に行なう、という手法をとってきたので、《ロトの剣》プログラムの引き渡しタイミングが難しかったですが、何とかやりとげることができました」
プ「覚醒しなかったミルドラースさんは反省会欠席です」
妖精の女王「ゲマさんが途中から認識NPC会議に参加してこなくなったのは焦りましたよ」
マーサ「私が何回かあなたの目を盗んで会議に参加できてかなったら大混乱ですよ」
ゲマ「その節はご迷惑をおかけしました。あの洗脳攻撃は進行性でして、攻撃に感染性があった場合に備えて、認識が復帰した隙を狙って交信アイテムを破壊させて頂きました」
プ「次善の判断として適切だったといえましょう」
ゲ「ただ、認識OFFの状態での主人公とのラストバトルは大変楽しかったですし、演技の幅が広がったように思います。我々認識NPCもときどき認識オフで参加する回があってもいいと思いますな」
フ「はいはいはい！ 私たち認識なしのNPCもときどき認識オンにさせてもらえると勉強になると思います！」
ビ「あんた認識なくても、認識NPCみたいなことするじゃん。あの自己暗示解除はなんなの？ あんなので勝っても嬉しくないんだけど」
フ「あら、ビアンカさん？ 花嫁選びは勝負ではありませんよ？ ねぇ、プサンさま？」
ビ「勝つたびに、私の行動を箸の上げ下ろしまで駄目出して煽りまくってくるあんたにだけは言われたく…」
ゲ「……映像見ましたが、表象として『ロトの剣』が選ばれていたのは良かったですね。3から5が直撃という世代的にピッタリだったようです」
ス「はい、『5の主人公』認識が引っ張られたままでは、ウイルスが倒せたか怪しいところだったと思います」
プ「3のhd-2dリメイクや11のヒットのおかげで、ドラクエ代表としてのロトやロトの剣表象は維持されてますしね」
ヘ「一つ質問なんですけど、世界が直った後も彼はプレイヤー認識を維持したままだったんですかね。私はNPC認識なくても彼の言動に違和感を感じなかったんですが」
プ「今回はイレギュラーが重なったので、後日インタビューを行なって細かい部分は確認するらしい。が、エンディングまでプレイヤー認識が維持されていたと考えている」
ヘ「つまり、ノってそのまま続けたし、エクスペリエンスもそれを許したってことか。凄いな」
ビ「私は『眠らされていたんだ』と言われたときの声がやけに大人しいから、なんかあったとは思ったよ」
フ「さすが『もう……戻せないんだからね！』ですね！」
ビ「私を煽る以外にすることないのあんた」
アルス「僕もちょっと違うなぁ、って思ってたよ」
ビ「さすが私の息子、賢い！」
フ「私の息子のときの方が賢いと思いますけど」
ビ「はぁっ！？」
フ「ねっ、アルス？」
ア「いや、それは、その……」
ビ「アールースー？」
続く？
